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生きたまま葬られゆく・・・

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2月15日に弥生小学校で行われる「校舎さよなら記念式典」

数多くの問題・疑惑、疑問がありながら十分な論議も行われぬままに強行突破で解体・新築を急いで決断した函館市により突如死刑を宣告され、生きたまま葬式が行われるのだ。

開港150周年の年に行われようとしている歴史的愚行は未来に大きな傷跡を残すだろう。

先日函館市の新年度予算案が発表された。
その中に、旧市立函館図書館と公民館の耐震診断調査の実施が明らかになった。
旧図書館は1370万円、公民館は1530万円の予算が計上されている。

問題は函館市が何を意図して耐震診断調査を行うかだ。
旧西警察署や弥生小学校のように解体の結論を出すための耐震診断を行うのではないのか?

事実、弥生小学校の説明会の時に函館市の担当者はコンクリートの建物は保存は無理、もしくは現実的では無いと言った。それをふまえると函館市はコンクリート建築の保存は最初から無理だという認識を持っているはずだ。

それなのに何故、2900万円もの大金を投入してまで耐震診断を行うのだろう?
お役人にありがちな責任を問われないための理由作りの為に税金が投入されるのだろう。
財政難と言っているが、保存が現実的ではないと函館市が独自に解釈しているコンクリート建築への耐震診断調査費投入は市の言い分と矛盾しているのではないのか?

子供達の安全のためと言っていたが、弥生小学校と同年代に建築された青柳小学校・高盛小学校・的場中学校の耐震補強・あるいは建て替えの話が全く聞こえて来ないのも非常に不自然だ。函館市が本当にこれらの校舎が危険だと考えているのなら早急に対応すべきであり、危険と考えながらこの先何年も放置するのであれば、それは犯罪に等しい行為であろう。



2009年は函館開港150周年です。

by lennon-9 | 2009-02-14 00:01 | 函館市政