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弥生小学校、やはり解体ありきか?

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弥生町4にて・1月14日撮影

朝日新聞のサイトでも1月15日付けで弥生小学校問題が取り上げられています。
啄木ゆかりの函館・弥生小 保存要望なお asahi.com

上記のサイトの記事には多賀谷教育長のコメントも掲載されています。
「子どもたちに明るく暖かく、安全に過ごしてもらいたいという願いが強かった。校舎が新しくなっても学校の伝統は守れる。専門家の立場で残したい気持ちは理解できるが、実際に暮らしたことがない人たちの学問的な論議になっているのは残念」と語る。※啄木ゆかりの函館・弥生小 保存要望なお asahi.com より引用

相変わらず的外れな持論を繰り返すだけで、解体以外の結論を一切認めようとしない姿勢がうかがわれます。

教育長の言う「子どもたちに明るく暖かく、安全に過ごしてもらいたいという願い」は現校舎を残す方法でも十分可能である事が既にたくさんの専門家の方々により語りつくされていますし、「弥生小学校を考える会」からも提案されています。
当初言われていた「耐震強度の問題」も、安全性の確保は技術的に十分可能である事。
「明るく暖かくと言う願い」もリノベーション(近代化改修)により気密性の高い窓への交換・床下への断熱材の使用・評判の悪いトイレも勿論新しいものに交換・汚れて暗い印象の内部も再塗装で明るくきれいになります。

「実際に暮らしたことがない人たちの学問的な論議になっているのは残念」
このコメントは偏見以外の何物でもないと感じます。
リノベーション(近代化改修)により快適な教育環境と歴史的建造物の保存が両立可能である事が「弥生小学校を考える会」の活動により既に明らかになっています。

現在解体が行なわれているのは、「予算が既に計上されたからだけ」であり合理的な解体・新築の理由はもはや見つけられない状況です。行政と市議会の責任逃れの体質が、この愚かな解体を進め続ける唯一の理由なのだと考えます。
by lennon-9 | 2010-01-16 07:33 | 函館市政