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日本最古のコンクリート電柱

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末広町にて

1923年に建てられたこの電柱は現存する日本最古のものだそうだ。
一見地味な電柱だが、意外に観光客が写真撮影する姿をよく見かける。隠れた人気スポットとなっているようだ。
やはりこの電柱の持つ歴史が人々を惹き付けるのだろう。

1923年といえば85年前だ。そしてこの電柱の説明書きにはこう書かれている。
「耐用年数を超えてもなお現役として街の移り変わりを見守っている。」

もしも、この電柱がレプリカ再生されたとしたらどうだろう。
看板にこんな文章が書かれている事を想像した。
「かつてこの場所に建っていた日本最古のコンクリート電柱を外観復元しました。」
そして、もう誰もこの場所で足を止める事は無いだろう・・・

日本最古のコンクリート電柱を持つ街。
この街には貴重なコンクリート建築が他にも沢山ある。

だが、この街の宝物達を後世に残す思想も無く努力もしない行政。
現存する最古レベルのコンクリート建築を持つこの街こそ、率先して未来に残すための方法を模索すべきではないのか?

来年には開港150周年を迎える函館
開港によってもたらされた文化や建築が現代に残る街
函館こそ、建築保存のモデルケースを目指すべきであろう。



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by lennon-9 | 2008-12-10 20:18 | 函館市政