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残す神戸・残さぬ函館

阪神大震災にも耐えた戦前建築校舎の保存が決まった神戸。そして解体が決まった函館。
神戸市長田区の旧二葉小学校は2006年4月に児童数の減少や老朽化で統合されて2008年1月に建った新校舎に移転。
住民らは、統廃合が決まった校舎の保存を市に要望。2007年6月から、「旧二葉小学校の活用検討委員会」を結成し、活用法を市と協議してきた。これを受けて、市は今年度の補正予算に7億4200万円を計上。鉄筋3階建ての校舎に耐震化のための補強工事を施し、震災や環境などについての学習の場を設けるほか、ものづくりなどが体験できる施設として整備する案をまとめている。

旧二葉小 地域づくり拠点に YOMIURI ONLINE

弥生小学校と似た境遇の戦前建築の校舎が神戸では住民の要望により再活用が決まったそうだ。
震災に耐え、避難所としても使用された校舎は戦前建築の耐震性能の高さを証明している。
内部の柱の形状など弥生小学校と酷似しており同様の耐震性能の高さが想像できる。

「残す神戸」と「残さぬ函館」
本物を残す神戸・出来の悪いレプリカにすり替えてしまう函館
この思想の差がそれぞれの街の将来の姿を決定してしまうだろう。

このままでは50年後、函館が魅力ある街であるとは到底想像出来ない。
by lennon-9 | 2009-11-18 07:03 | 函館市政